〜日本文化のルネッサンスをめざす〜日本酒で乾杯推進会議
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野田聖子氏野田聖子(のだ せいこ)氏
衆議院議員。1960年生まれ。上智大学卒業後、株式会社帝国ホテルに入社。1984年祖父の養女となり野田姓を継ぐ。1987年岐阜県議会議員選挙に史上最年少の26歳で初当選。1993年第40回衆議院議員総選挙で初当選。1998年郵政大臣。2008年内閣府特命担当大臣、消費者行政推進担当大臣、宇宙開発担当大臣。2009年第45回衆議院議員総選挙で6選。
自由民主党:消費者問題調査会会長 党紀委員会委員 政権構想会議幹事
近著:『生まれた命にありがとう』(新潮社)

日本酒に乾杯
 

 政治の世界に籍を置かせてもらって、早や25年が経つ。
 世間では魑魅魍魎だの、狐と狸の化かしあいだの、悪いイメージが先行している我が職場。自分自身も選挙選挙と人間不信になりそうな毎日に、とても友人なんてできっこないわ・・・と、正直、諦めていたこともある。
 何しろ、私が衆議院議員に当選した時、自民党に女性議員は一人も居なかったのだ。(その後、無所属の田中真紀子さんが入党され、そして離党された。)

 しかし、世の中捨てたものではない!
 暫くすると、参議院では橋本聖子さん、衆議院では小渕優子さんが当選。二人とも超がつく有名人で、県議会から地味に議員になった私には、おおよそ縁のないスターという存在だった。

 でも・・・。今や私達三人は、てっぱんの友情を共有し、女性にとことん厳しい政治の世界で、互いに助け合って精進させてもらっている。最近では、三人とも「かあさん」になり、少子化の日本にあって、ますます連帯を強めている。

 さて、私達の仲人は・・・といえば「お酒」。日本酒のコラムだけれど、正直に申せば、私達はお酒に差別をしない主義。日本人でも、その場にあればビールでも、ワインでも、マッコリでも、おいしく頂戴するのが流儀だ。けれども、ここぞというときのお酒は、やっぱり「日本酒」。

 好きが高じて、三人で「日本酒を愛する女性国会議員の会」を設立。事務局には、御祖父様が酒蔵を営まれていた有村治子議員になってもらった。ポストは、きわめて民主的に透明性高くお酒が強い順で。当時は、野田、小渕、橋本ということになり、私が会長、小渕議員が幹事長、橋本議員が副会長。おそらく、現在役員改選をすれば、当然変更があるはずだ。
 発足当時は、積極的にイベントを開いたりしたのだが、その後、それぞれが、妊娠出産をしたことで、「三人そろって飲めるようになるまで延期しましょう!」ということで、会は今日まで休眠状態になっている。

 ついに、私も今年息子を授かり、これで三人とも無事かあさんになり、そろそろ卒乳の時期を迎えたところで、以前のようにお酒を楽しめる環境に戻ってきた。
 先日も、そろそろ会を再始動させようかと、三人で呑みながら相談をしたところである。
 みなさん、今後の活動に、乞うご期待!

 
 
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