第7回「日本酒で乾杯推進会議」の総会とフォーラム&懇親パーティが、9月30日の午後、東京千代田区の東京會舘で開催されました。今回のメインテーマは昨年と同様「『酒と芸能』〜日本のかたち、日本のこころ〜」。会には、推進会議の一般会員や各界著名人の支援組織100人委員会のメンバーらおよそ470人が参加して、日本酒で乾杯運動7年目の幕開けにふさわしい華やかなひと時を繰り広げました。
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小沢昭一氏(中央)の発声で、「日本酒で乾杯!」 |
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会場は満員の参加者(総会の模様) |
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フォーラムの内容は津軽三味線の高橋竹山氏の 生演奏と、高橋氏vs西舘好子氏の対談 |
●日本文化の中核・日本酒を見つめなおそう(石毛代表の挨拶)
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石毛代表 |
冒頭、挨拶を行った100人委員会の石毛直道代表(国立民族学博物館名誉教授)は、「日本酒で乾杯運動を日本酒の消費拡大と誤解している人もいるようだが、この運動は日本酒を通じて日本文化を見直し、人と人との連帯を再確認するのが目的」と運動の意義を明確にした上で、「日本酒は神と人を結び、料理、工芸、年中行事、和歌、俳諧とも深く結びついている。
今回は昨年に続き『酒と芸能』をテーマとした。日本文化の中核にある日本酒を、芸能という伝統文化を通じて見直してみたい」と述べました。
●西村委員長が経過報告。「昨年の好評受け『酒と芸能』を追及
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西村委員長 |
総会では、日本酒で乾杯推進会議の西村委員長が6年間の活動経過と実績などを説明。この中で同委員長は、「一昨年まで5回にわたって取り上げたテーマ“乾杯のかたち、乾杯のこころ”の議論が一応の結論を見たので、昨年から少し趣きを変えて『酒と芸能』を研究テーマとした。前回の備中神楽が高評価だったので、今年は津軽三味線に光を当て、引続きこのテーマを追求してみたい」と、今回のテーマ設定の狙いについて説明しました。
また、今後の活動計画として「日本酒からの手紙」の要約版となる「5つの誓い」の作成を検討中であることを報告し、「今後も全力で運動拡大に取り組む覚悟であり、各位にも一層のご支援をお願いしたい」と、参加者の協力を呼びかけました。
●「東京道産酒の会」に感謝状。機会あるたび日本酒で乾杯を実践
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石毛会長から感謝状を受ける坂本代表(右端) |
一方、恒例となっている「頑張って運動している地域の個人・団体」への表彰では、第4回受賞者に決定した「東京道産酒の会」(1984年に設立された札幌単身赴任者の会)の坂本春生代表((株)横浜銀行 取締役)ら関係者をステージに迎えて、石毛代表が感謝状を贈呈。「日本酒で乾杯運動の主旨に賛同し、機会あるごとに日本酒で乾杯を実践してきた。同会の志と行動を賞し感謝状を贈る」と述べて、同団体の活動を称えました(過去の受賞者は次のとおり。第1回・(社)千葉県経営者協会、第2回・埼玉地酒応援団、第3回・岩手県南部杜氏応援団)。
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