〜日本文化のルネッサンスをめざす〜日本酒で乾杯推進会議
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100人委員会コラム
山本祥一朗氏 山本祥一朗(やまもと しょういちろう)氏
1935年岡山県生まれ。次に刊行される『日本酒で乾杯! 足で集めた日本酒情報』(技報堂出版社)は07年の『日本酒党の視点』(同社)に次ぐ酒の本。前著では「著者が述べているようにこの書は”時の流れ”を意識した視点に立っている。ここに盛り込まれた業界の情報の中から”今”を正しく理解するための過去と、“今”を冷静に見つめることで“未来”を汲みとって頂きたい」(日本醸造協会誌・07年3月号)など、資料として評価された。酒の著作40年を超えても当人は日本酒の隆盛を見届けるまでは日本酒の筆は折れない、といっている。

一緒に歌って盛り上げよう
 

 酒は理屈だけでは飲まれない。このことは06年6月の百人委員会でも提唱したのだが、日本酒を飲むムードを盛り上げることを考えるのがいいのではないだろうか。例えば、ドイツの酒場ではよくアイン・プロジットの大合唱が起こる。そのリズムに合わせてグラスを空けていく、という按配である。
 そんなことから、20年ほど前に私は勇を鼓して「日本酒を飲んで歌ううた」という手拍子ソングのレコードを吹き込んだことがあった。著作では印税や原稿料を頂いているが、歌はズブの素人だから、費用は自分持ちである。ところが、少々の黒字が出たようで、レコード会社からはレコードそのものを謝礼分として余計に頂戴した。レコードがよく売れて話題にでもなれば、あるいはそれに比例して日本酒も出たのではないかと思ったが・・・。

 
日本酒党ネクタイで連帯感
 
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 既にご利用頂いている方も多いが、酒の文字を散りばめた日本酒党ネクタイというのがある。これは10数年前に私がデザインしたもので、信長、秀吉、家康などの他、杜甫、李白、白薬天といった中国の詩人も含めた有名人の筆になる酒の文字がアレンジされている。写真にある通りバラエティのある色彩で、過日の日本酒で乾杯推進会議の懇親会でも何人かの愛用者をお見かけした。
 これも揃いの制服のように、連帯感を盛り上げるに役立つのではないかと思って作ったものだった。「だった」というのも、今は出ていないからだ。著述を生業とする私にとって、残る人生に書かねばならないテーマが山積していて、とてもネクタイまでも手が回らなくなった。どなたか、この方面に熱心な方があればお任せしたいと思っている。
 
 
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