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■平成19年度
「日本酒で乾杯推進会議」総会・フォーラム&パーティー開く |
・総会 ・フォーラム ・パーティー |
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■総会 |
日本文化の再生へ700人が総結集。『乾杯の文化史』も同日刊行 |
「日本酒で乾杯推進会議」の平成19年度総会とフォーラム&パーティーが、10月2日の午後、東京千代田区の東京會舘で開催され、日本酒で乾杯推進会議100人委員会のメンバーをはじめ、会議の個人会員や一般参加者などおよそ700人が総結集。同日出版されたばかりの『乾杯の文化史』も注目を集める中、4年目を迎えた運動は新たなステージへ。 |
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●着実な成果を重ねて丸3年
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総会の模様と挨拶する石毛代表(右上) |
“日本人には日本が少ない”と言われる現状を憂えて、“日本文化のルネサンス”に挑む中央会の日本酒で乾杯!運動。平成16年10月のスタート以来、丸3年を経過して、日本酒で乾杯推進会議の会員数は1万3000人を超えました。各界著名人による100人委員会もほぼ組織化が完了したほか、3年間の活動のランドマークと言うべき『乾杯の文化史』がついに出版にこぎつけるなど、日本酒業界一丸の取り組みは着実にその成果を積み重ねつつあります。
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会場は参加者の熱気でいっぱい |
こうした状況を反映して、今回の総会・フォーラム&パーティーには、推進会議会員や一般の日本酒ファンなど700人を超える参加者が結集。会場は、日本の伝統文化再生に参加者の熱い声援を受けて、終日エネルギッシュな雰囲気に包まれていました。 |
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●千葉県経営者協会の大塚会長に感謝状
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西村委員長 |
このうち、最初に開かれた平成19年度総会では、まず100人委員会の石毛直道代表(国立民族学博物館名誉教授)が、「ワインの薀蓄を語るのも結構だが、日本酒について無知であれば真にグローバル時代の日本人とは言えない。100人委員会も、日本酒を愛し、日本酒で乾杯できる人が全国に広まるよう、微力ながら尽くしていきたい」と、改めて運動への決意を表明。
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石毛会長から感謝状受ける大塚会長(左) |
続いて3年間の活動経過を報告した西村運営委員長は、日本酒で乾杯の専用ホームページの開設など新たな動きを説明した上で、「ホームページ、携帯の専用サイト、ファックスなどを駆使して、当面個人会員3万人達成をめざして活動を強化していく」との方針を示しほか、今年から新設された「運動について頑張っている地域の個人」への表彰制度について説明。西村委員長の報告終了後、第一回の受賞者となった(社)千葉県経営者協会の大塚弘会長(京成電鉄会長)に対して、
石毛代表から感謝状と記念品が贈呈されました。
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●世界初の画期的研究『乾杯の文化史』
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神崎宣武氏 |
一方、『乾杯の文化史』出版について特別報告を行った神崎宣武氏(乾杯の文化史研究会座長)は、「乾杯の文化を探るという視点でなされた研究は本邦、いや世界初のもの。気鋭の研究者が集まってさまざまな角度から議論したが、これほど充実した面白い研究はなかった。会員各位にも広くこの成果を共有していただき、今後日本酒で乾杯運動に取り組んでいくときの参考にしていただきたい」と、出版の意義を強調しました。
なお、この日は『乾杯の文化史』執筆陣の中から、川村学園女子大学の今関敏子教授、歴史学者の安藤優一郎氏、民俗学者の山本志乃氏、オーストラリア人の中国文化研究家・クリスチャン・ダニエルス氏、神田外語大学専任教員の林史樹氏らが出席しました。
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