〜日本文化のルネッサンスをめざす〜日本酒で乾杯推進会議
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市田ひろみ氏市田ひろみ(いちだ ひろみ)氏
上海で小学校六年を終え 京都府立大卒。
美容室 経営 服飾の道へ。
昭和三十八・九年頃から きもの着付け教育を始め、世界の民族服を収集 研究をつづけている
日本文化の紹介 及び 文化文流で世界百六都市訪問、きもの十二単 書道など 日本文化を紹介 女優として「京都迷宮案内」に十年出演「世界の民族服を訪ねて」「衣裳の工芸」「私という生き方」

会津若松と京都
 

 二十四年十一月九日、会津若松市文化センターで「京都ブランドフォーラムin会津若松」に京都商工会議所からパネリストとして出席した。
 何故、今急に?と思う人もいるかもしれないが、実はこの六百キロを結んだのは新島八重という一人の女性だ。
 今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」は新島八重の生涯をたどってゆこうというテーマだ。
 今、新島八重の本はたくさん出ているが、私もその中の一冊とかかわった。
 『八重・襄・覚馬・三人の出会い』 芸艸堂出版
こまかい史料の蓄積で、百年前の日本の時代背景や、キリスト教・近代衣服、秩序や家庭 結婚などの暮らしむきがていねいに書かれている。
 覚馬は、八重の兄で、後に京都府顧問として槇村正直(後の京都府知事)を支えた。
現在の同志社は、五万人のマンモス校でその歴史を重ねているが・・・・・・。
 新島 襄先生の信奉者は、全国にくらしている。その旗をふりかざしている一人が、京都・伏見の松本酒造の松本正博氏だ。
 著者も、吉田曠二・坂井誠氏ともに同志社出身。
 なんと会津若松商工会議所の会頭の宮森泰弘氏も、宮泉銘醸の会長だ。
観光バスも来る、会津酒造歴史館も面白い。
 京都伏見も銘水の地で 酒が結んだ御縁といったら
「別にそんな たいそな。ほいでも そうと言えんこともおへんなあ」と京都のおかみさんには、言われたそうだ。
私が訪ねた十一月九日は、鶴ヶ城の紅葉も別世界の美しさだった。勿論、その夜は会津若松の銘酒がふるまわれた。

 
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南極の酒
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